2012年10月5日金曜日

向かい三軒壁一枚 (学生寮事情)


  日本で言う6階の部屋は日当たりもよく概ね快適だ。

もっとも神経質な向きにとっては、色々鬼門もあるだろう。

まず、壁が薄いのか、あちこちに隙間があるせいなのか

大声で話している声は上下左右三部屋位貫通している感じだ。

二日にいっぺん位、女性のどこか哀れっぽい声が聞こえてくる。

スカイプのお陰で、彼にか親にかに、寂しさを訴えている

様なのだ。何語かまで判らないのだが、大学院生なんだから

もっとポジティブになってほしいと思うのは私だけだろうか。

シャワールームの排気口は、キッチン付きの個室とも
繋がっているらしくスパイシーな民族食の香りが漂ってきたり
する。寮のルール(禁煙)を守れず室内でタバコを

吸っている輩もいるらしく、時に煙い感じになるのには閉口する。

   先夜、雨の降るなか火災報知器が鳴り響き、寮生が避難する
騒動まであった。

ひょっとすると、抜き打ちの避難訓練なのかもしれないが、
寮のfacebookのページに、「俺が悪かった、吸ってたら感知器が
作動した」とお詫びのコメントも出ていたから油断は出来ない。
入寮前に寮生向けの団体保険の付保内容もメールされてきたが、
万が一にもそんなもののお世話にはなりたくないものだ。

    さはさりながら、寮生同士はフレンドリーな感じである。
イスラム教徒もキリスト教徒も、仏教徒も拝金教、その他の信仰者も、
ひとつ屋根の下に住んでいる。
イギリスやヨーロッパの他大学はともかく、アメリカの大学でこういった

多様性をもっているのか知りたい。

植民地をあちこちに持っていた残滓と言う見方もあろうが

今日の日本であるとこればかりはなかなか想像がつかない光景

ではある。 共存の知恵についてイギリスから学ぶことはあると思う。



05/Oct/2012 upload


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