2014年8月13日水曜日

留学準備(日本の古典的映画を見る 放送大学生は国立近代美術館フィルムセンターは無料)

 大学院留学準備というと、アカデミックイングリッシュ、リサーチメソッドと言う事は当然なのであるが、その前段に、「日本に生まれた意味ないしアイデンティティ」について考えておく必要もある。

 文化的バックグラウンドと言い換えても良いかもしれない。これは現在の流行と完全には一致しない。

 付き合う相手は知的エリートの対象として大学院生を看做す場面もある。今後の人生でも直接、お金を稼ぐことに直結しないが、重要な判断をする際に必要な心構えを持っているに越したことは無い。

 今はやっている音楽、ファッションの知識もあったほうがよいが、同じ位に重要なのは、自国の文化を英語で語る、ないしそこまで行かずとも、要点や勘所、そして英語でのキーワードを知っている事である。

 自分の好きな絵画でも、伝統芸能でも、お祭りでも良いと思う。映画はまとまった時間で情報を吸収できるので効率も良い。勿論、何度でも観て楽しむ事もできる。

 特に1960年代までの日本映画は、古典的題材に巨額が投じられ、当時のトップスター達が演じている作品が沢山ある。

 寮で知り合ったイスラム教徒のインド人は宮本武蔵の「五輪書」に強く関心を示していた! 彼の専攻は商業法ではあったが、東洋の偉人について造詣が深かった。こういった時、何も知らないと語る事が出来ない・・・・


大学院留学を漠然と考え始めていたら、古典的映画を見るのもお勧めだ。


三船敏郎演じる宮本武蔵。
海外では「SAMURAI」として知られている



 特に東京国立近代美術館フィルムセンターは活用しがいがある。映像関係の学部だけでなく、放送大学を含む提携校は「無料」で見られるケースが有る。

http://www.momat.go.jp/fc.html

一般教養を身につけさせる、という放送大学の設立趣旨に相応しい特典だ。

社会人をしながら留学準備を行っている場合でも、放送大学の特典は色々と使い道があるだろう。

(2014/8/13記)

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