2014年5月2日金曜日

言い換えてはいけない



英語で生活していた時、表現が単調になってしまいがちな自分に気付く

(無論、ボキャブラリーが貧困であるからなのだが)。


英語で論文を書き終わった後、日本語での多様な表現方法に改めて有難味を感じている。


しかし、「言い換え」は、とても魅力的だが使い方を誤ると色々弊害が有る。


玉砕、転進、終戦、援助交際、除染・・・・と呼んでいる本当の意味は

全滅、撤退、敗戦、売春、集染・・・・・


価値観は色々あるだろうが、都合が悪いからと言って言い換えてばかりいると、決定的敗北をきたす可能性が有る。

昨今のコピペ疑惑でも、持ち上げた手前、マスコミもいま一つ歯切れが悪い。色々とぼやかしているが、疑惑に正面切って反論しない限り「クロ」となって研究者生活は終わってしまう。

独立行政法人理化学研究所は、国民の税金が原資である。その職員・研究員には背景も含め、説明責任の義務がある。間違っていないならば堂々と反論すべきだ。

日本の大学関係者(伊東 乾氏)から興味深いコメントが出ていたので、興味ある方は読んでほしい。

共通点が多い偽ベートーベンとSTAP細胞研究者 若いときにちやほやされ、嘘が当たり前になった哀れな人生

コピペSTAP細胞研究者を生んだ大学教育の大問題

一方で、マスコミも売文商売であるから、マーケティング上、次々と耳障りの良い事を作っていく物だ、と疑ってかかることが重要であろう。故に、マスコミの報道だけが正しいとも限らない。

古くは大本営発表に始まり、戦後も今も色々と「言い換え」が横行している。

メディアやネット情報は「疑ってかかり、複数の対立するソースをチェック」するプロセスが重要だ。

(2014/04/)

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