2012年9月24日月曜日

雨がしとしと日曜日


 土日は、「ブランチ」と「夕食」という構成で寮の食事が

出てくる。 が、「ブランチ」は11時から、夜は6時からと、

どうやら、供給者側の論理のようだ(=彼らも短い

労働で済む)。 ゆえに、我々は朝、空腹で目覚めるのだが、

気がつけば雨。 買い物には行きたくないな。


インスタントのトマトスープを流し込んで

気持ちを静め、 課題図書を読み始める。 睡魔が襲うが

社会人なりたての頃の職場の夢を見てハッとして、

我に返る。

 
 
 

その頃はスマホも社内LANも無かったはずだが、

夢の中では皆、それを使いこなしているのだった。

やればできるじゃん。 当時はみんなOA機器(死後)導入に

感情的に反対だったんだよなぁ。 やけにリアルだったけれど

後から考えればパラダイムシフトには逆らえない、ということか。

あの頃の職場はきつかったけれど、目標は明確で

結束が固く面白かった。若さゆえの好奇心を満たせた

ということだったのかもしれないが。


翻って今はどうなのだろう?

ソビエト崩壊後の混乱みたいなこと、

日本が起こるのでは? と悪い予感。

チェルノブイリとソビエト崩壊、福島とXXX・・・・

どちらも、巨額の見えにくい債務と肥大化した公共セクターで

根が深い、それも地域に根差した既得権益がベースだ。

ほぼ単一民族による意思決定ができた優位性を保てれば

一定の経済規模は確保し続けるだろうが

孤立無援のなかで、工業製品の次に何を売ればいいのだろう?

この予感が当たらないことを切に願う。


ブランチを食し、バスで大学の図書館に向かう。

ここは、これから1年我が職場、のようなものだ。

雨がしとしと降る中、コートの襟を立て

足早に新しき場所に向かいながら、こんなことを考えた。

(2012/09/24記)

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