2013年9月27日金曜日

停電先進国イギリス?

<瞬間電圧降下・停電が起こる寮>

今の学生寮は、12階建ての鉄筋コンクリート作りなのだが、これが油断ならない。

寮にある教授向け(?)のゲストルームに文字通り「缶詰」になっている。

すると、今までは見えてこなかった建物事情が見えてきた。瞬間停電である。

 ロンドンの地下鉄が駅に入る前に、一瞬消える、あんな感覚だ。自分の目を疑ったが、しかも一日に2、3回ある・・・


 どこかの部屋で、ドライヤーや電子レンジか何かを使い始める時、激しい変動が起こっているようなのだ。恐らく、ブレーカーがパソコンや電気を沢山使わない時代そのままの仕様なのか、日本では考えられない。

デスクトップパソコンならアウトかも!(データ消えるかもしれない)

 (と言う事で留学にはノートパソコンかUPS付加を推奨)

筆者はサージ対策が付いたテーブルタップを日本でもロンドンでも使っている。

前職の職場でも、ほぼ対応していなかったので、転勤先の職場にサージ対策の

タップを購入させたものだ。データがパーになった場合の損失は計り知れない。


リカバリーの労務費を考えれば、保険料としては安いものだ。


事務職場の人にとっては「改善提案」ネタだろう。



サージつきのアイテムは国ごとに電圧が違うので、現地で買った方がよいかもしれない。

ロンドンならMaplinなどで購入できる。(詳細は秋葉原 in London 参照

    




電力品質(変動)」が一定しない所では工場運営が実は難しい。製品品質に影響する場合が有るからだ(特に電子部品関連)。或いは、操業が効率よく行えないからだ。故に、発展途上国へ、工場移転できない理由の一つになる。

 このあたり、開発学や公衆衛生を初めて勉強する人々には意外かもしれないが、病院等でも同じ事で、大震災の時の事を想起すればよいかもしれない。

電気が一定して送電されてくる事自体が、実は相当大変な事なのだ。

武骨なのはヒューズ入りだから(赤い所)




 どうやら、イギリスだけなのだが、変換用プラグに、ヒューズが入っているのは電圧が安定せず、過電流も流れる可能性が有っての事なのかもしれない。


 ちなみに、この変換プラグ、Poundlandなどのポンドショップで1GBPで売っていた。中国系の人々が、お土産代わり(?)にまとめ買いする人を見かけた。

 あるいは街中では5-6GBPだから、転売目的か・・・
 

 なにはともあれ、品質管理、と言う点に置いて、あらゆる所で日本やドイツ、東欧諸国と比較して酷いアバウトさを感じるのである。

論文校正中なので、スーパーに食材を買いに出かける以外はPCか書類とにらめっこだが、これもあと少し・・・

 パソコンが瞬間停電でやられぬようバックアップだけは怠りなくやろう・・・

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(2013/09/27記) 

2013年9月24日火曜日

寮で垣間見る引越し事情(日本人の荷物はバレやすい)

 大学院生専用の寮を去る日に思った事・・・・

 大学院生専用の寮を選択した事で、学校とは違う友人関係を築く事が出来た事、歴史だけでなく、科学、オペラや各国の政治・宗教問題等まで突っ込んだやり取りを、朝晩問わず交わす事が出来たのは、最大の収穫だったかもしれない。

 勿論、若い寮生のほろ苦い恋バナを聞いたりする事も有ったのだが・・・

 友人とコンピューターサイエンス関係の議論をした際、関連する雑誌記事を何気に紹介した所、それが論文のヒントになったらしく、謝辞 (Acknowledgements)に載せてくれたりと気恥ずかしいような有難い様な思わぬ経験もした。

  その寮を去る日が来た

 普段なら夏の間(7月1日~)も別料金を払えば、そのまま居続けられるのだが「ボイラー交換」と言う理由で全員が追い出されるので、これはもう大騒ぎだった。で別の寮に移り、そこから新学期ということで追い出され、さらに別の寮に移り缶詰めになって論文を書いている。

 人生の中で1年に3回も引っ越ししたのは初めてかもしれない

 引っ越し時の一番の問題は、本を始めとしてあれこれ揃えたモノがたくさん残っていた事だ。年末年始やイースター休みに一時帰国した友人達は、着々と持ちかえっていたのだが・・・・

 荷物を移動する際に、便利なのはイケアの買い物バッグだ。これがあると、引越しのみならず、洗濯物をランドリーから持ち帰るときなどにも活躍してくれるので、日本でもイギリスでも見つけたら、買っておくと便利だ。

 日本同様、イケアは郊外(ZONE3以遠)にしかないので、ある時に買っておく事を勧める。
FRANTA (IKEA) Trunk bag


こんな感じで日本人は整理整頓しているが・・・

 荷物の多さでは、断然日本人が多い。丁寧に内容物や番号まで付けている人も居た。
ので、逆に直ぐに判ってしまうのだ。 荷物が多いと盗難等も気にはなる所だ。

 中には日本人の便利屋を雇って荷物運びしている人も・・・・そういう手もあるんだな、と妙に感心した。

 一方、他国の人々は、というと「黒いごみ袋」に洋服を入れたり、尖った釘が出たままになっている机(?)だの、ガラスのテーブルをクッションも付けずを持ち歩いていたりと、思い思いである。


大体がスーツケース2~3個で移動。似たようなスーツケースがロビーにあふれ騒然と・・・

整理整頓(2S)と言う事が、日本の「モノづくり」現場やサービスの現場で推奨されるのだが、海外で定着させるのは並大抵の苦労ではないと実感させられる瞬間だった。


この寮、友ともお別れ・・・・

 友人が手配してくれたトラックに便乗したが、多くの寮生は何となく外で待っている。というのはこういった手配済のトラックと交渉して「値引き」をして運んでもらおうという算段なのだ。

 トラックの運ちゃんにしても、この手の客は有難い。

 会社に黙ってアルバイトが出来るということで「値引きしても需給が成り立つ」。なるほど、中東のやり方がロンドンでも再現出来ているようで、トルコ人の兄ちゃん留学生(国費で来ていると言っていたが)は得意そうだった。

 まあ、Win-Winの超シンプルな例と言えば例なのだが・・・

 「雨降ったらどうするの?」とか「不安じゃない」という心配は無かったのだろうか?

ドタバタしている中で聞く余裕が無かったが。

ちなみに一人で乗る分には、トランク4-5個までなら、タクシーでも大丈夫だ。

こちらのロンドンタクシー事情サイト(日本語)見ると、自転車までタクシーで運んでいるツワモノが居るのが判る。

 いずれにせよ、多くの友人達とはここでお別れ。それぞれ別の寮に行く者、帰国してオンラインで修論を提出する者、友達とフラットを借りる者、旅に出る者・・・

 筆者はそれぞれの人生が交錯する一瞬と認識するが、若き人々には楽しい青春の一コマかもしれない、と少しセンチメンタルな気持ちになる。

 
引っ越し当日は、ゴミ置き場が溢れドアが閉まらなくなっていた。

禁止されていた筈の電気ストーブやら、

パーティーの仮装グッズやら

果てはプリンターなどまで捨ててあった。


飽食の時代と言うが、違和感を感じるのは筆者だけだろううか?

プリンターまで・・・・


通常は、次の寮生にタダであげるとか売買するとかリサイクルが成り立っている模様。

今回は一旦、全員が追い出されると言う状況だからなのかもしれない、が。

使えるものが有ったら、散歩がてらオックスファム等に寄付できればベターだ。


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(2013/09/24記)

2013年9月17日火曜日

留学生活(野菜を意識して摂取)

肉とジャガイモばかりだと太ってしまう・・・・

今はまだ論文を書いているので、学生寮(正確に言うとビジター用フラット)で

缶詰めになっている。

キッチン・ゲスト用のベッドルーム、バスタブ等も付いている


さて、どうするか

イギリスの「サラダ」にはパスタや豆も入っていて、主食がわりに

なっている。マヨネーズ等も多用しているので意外にカロリーが高い。

こればかり食べていると、やはり、カロリー過多になってしまう。


カット野菜が一番お手軽、カロリーも少なく比較的エコノミーだ。

スーパーに行くと、数種類のカット野菜が売っている。筆者はこれに注目した。


Waitroseが近くにあったので、毎日300gパックを1~2袋、

買って食べる。

essential Waitrose iceberg lettuce 300g


筆者は白米やパンの代わりに 野菜を意識してとることで、カロリーオーバーを
防いでいた。

もちろん、そのままで食べるのは味気ないので・・・

・青じそのドレッシング(日本食材屋で入手)

・他のサラダ(コールスロー等)

・小ぶりのトマト味のツナ缶

・インドのスパイシー系ソース、パスタソース、日本のレトルトカレー

・「ふりかけ」(意外に旨い)

・ブリングス(味が濃いポテトチップス)やドリトスを割って入れる・・・・
 
 (ポテチ単体では、相当なカロリーになってしまう筈)

などをトッピングにしたりすると、結構、野菜も食べられる。


電子レンジでチンする、ミックスベジタブルなども売っているのだが、

何気にガーリックバターが添えてあったりしてカロリーが高かったりする。


夜中に論文を書いていると、どうしても何かが食べたくなったりするので、

こういった工夫も必要だ。

日本でも、もっとカット野菜を売ってくれると、忙しい人には良いと思うのだが・・・

ともかくも、夜中にマックに行ったりポテトチップスなどを食べるよりは健康的な工夫だろう。

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海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)

(2013/09/17記)

2013年9月10日火曜日

留学準備(ノイズキャンセリングホン)


 弊ブログでも色々書いたが、とにかくイギリスは壁が薄く

向かい三軒壁一枚参照)、隣人に騒音で迷惑かける事など

気にしない異文化との格闘である。


 部屋にこもって勉強するなら、静かな寮、

パーティーキッズが少ない寮を事前に選ぶ、という事が何よりも重要だ。

 年間分払うと寮費が割引のケースがあるが、猶予ギリギリまで

払わずに様子を見るのもいいだろう(一括カード払いの場合は与信も重要だ)。


 手紙作戦張り紙作戦図書館に行く、引越す・・などあるが、解決策の一つは

ノイズキャンセリングホンだ。

 今、論文執筆に追われながらも、その恩恵にあずかっている。

 ものにもよるが、かなり効果が有る。

 筆者は前職の時代から、ノイズキャンセリングホンを使用していた。

イニシャルコストは高くても、長期に使用できるものの方が結果的に

安くなる。 特にヨーロッパの人たちは、安物と長持ちするものを

うまく使い分けて生活し、ローコストな生活を続けているようだ。



BOSE QuietComfort3 ノイズキャンセリングヘッドホン


確かに少々お高いが、機構自体は半永久的に使用できるものなので、

並行輸入品や、免税店で手に入れるのも手だろう

イヤホン型の新製品も出たようだ。





企画書を作る場合など、会議室にこもって集中する時に手放せない。



中々のロングセラーでアフターサービスもよい。

イヤーパッドの部分が合成皮革なので5-6年するとボロボロになるのだが、

交換用の部品として売っている。

卒業後、とりあえずワンルームや寮に住む場合、

出張が多くなる場合にも活用できる。


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海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)

(2013/09/10)

2013年9月3日火曜日

ビバ・オックスファム!(スマート・リサイクル)

そろそろ、留学も終盤、皆、帰国の時期で

様々なアイテムを処分する時期に差し掛かっている。

寮やフラットに置いて行く人、知人・友人に分ける人、帰国売りする人、色々だ。

ロンドンだと日本人の便利屋さんが居て、お金を払って持っていてくれる

サービスも有るがこれは駐在員向けだろう。


こんな時、力になるのが、「オックスファム」というお店(?)だ。

寄付された不用品の販売・収益の中から、慈善活動に寄付する

スキームである。大抵のものは引き取ってくれる。

OXFAM



確かに帰国売りでキャッシュ回収も一手だが、

数年住んでいて、大量に有る場合は良いが少量の場合は

手間ばかりかかるので不味。プライバシーの面からも

不安があるだろう、なんせ見ず知らずの人である。

一番面倒なのは、帰国間近に買主がドタキャンする事で、

論文に追われている1年制の留学生にとっては面倒この上無い。




 自分を含め日本人は他の留学生に比してモノが多い様に感じた。

一番いいのは「モノを買わない・持たない事」につきると思うが、

いらなくなったモノをゴミにするよりは、他人に使ってもらう方が、ずっと良いと思うが

どうだろうか。


 論文の方も、「断・捨・離」が重要なのだが・・・・・


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(2013/09/03記)