2014年4月27日日曜日

PC・iPhone/iPad関係Tips 留学準備

1.日本語使えるPCとPCケース

PCは現地でも入手できるが、割高だったりキーボード配列が違ったりする。

現地の留学コーディネーターの中には日本語PCを高く売りつけたりする輩もいるので注意

2.アドビPDF for PC

リーダーでなく、作成・文書検索も可能なフルタイプのモノを用意しよう。 

無論、安価なフリーソフトでもよいがスキャナー添付、学割等で純正品を安く入手できる。

学術論文の多くはPDF化された状態でデータベース化されており、文字認識をすればデータ検索が可能になる。

3.英英和辞典アプリ

筆者は英英辞典アプリをiPhoneに入れてあるが、こちらも便利だ。
コウビルド英英和辞典アプリ

オフライン環境で辞書が使える、というのがポイント。

4.電子辞書は不要

オックスフォードでの語学留学時代には持参していたが、大学院では使う暇もなかった。関係ない辞書がいろいろ入っている電子辞書よりも、スマホに必要なアプリを入れていく方が割安。

5.プリンタ・スキャナ

印刷は学校のプリンタでできるが、スキャナは使い難かったりする。

大学Birkbeckや学生寮のプリンタがあまり状態が良くなかった。

モノクロレーザープリンタを購入した。大学院生の寮では、半分くらいの学生がカラーインクジェットプリンタを買っていた。

節約したい向きは、プリンタケーブルだけは持っていったほうがいい(海外ではケーブル別売)。

2014年4月24日木曜日

病気関係リスク対策は日本で(留学準備)

日本での準備を段取り良くしておくことで、現地でのロスを減らせ、また落ち着いて対処できる。

リスク管理はビジネスでも応用できるので、自分の強みとすることができる。

(1)歯は全部治していくこと(時間がかかる)

   ・虫歯がなくても、チェックしてもらうことを強く勧める

  ・現地の歯科に通った(日本人助手配置)が、必ずしもベストの治療でない可能性がある。

  ・留学生保険は効かないケースが殆ど(一部、短期間の特約が付けられる場合あり)

(2)慢性病がある場合は、医師の英語診断書をもらう

  ・留学期間中にGB(かかりつけ医)にコピーを渡しておくと適切な処方箋が出やすい

  ・症状が出た場合に論文締切の期間延長を主張する場合の客観的証拠となる

(3)留学生保険に入る

  ・留学先・主要旅行先の言語の保険証明書を入手しておくこと

   特に中東欧にいく場合は、英語だけでなくドイツ語の証明書を入手しておくと安心

  ・付加サービスに着目・・・心配な場合はどんどん活用しよう

   対応は現地のサービス会社に委託されている。
   
   彼らは親身になって対応してくれる(クレームが多いと契約を切られてしまうから)

  ・メンタルヘルス対策などの付加サービスがある保険会社あり。

  ・留学斡旋業者の独自サービスはばらつきがあるので注意
   
  ・期間延長対応では代理店の巧拙が分かれる

   前後に旅行をすることもあるので、留学期間より1ヶ月長めにしておくのがお勧め

   トロい代理店もあるので注意。筆者は代理店の対応が悪かったので、抗議したことがある。

(4)コンタクト使用者は眼鏡を忘れないこと

  ・ロンドンには「パリミキ」があるので、日本語で作ることもできるが割高

(5)表現を覚える

  ・初心者なら、スカイプ英会話などで練習

  ・長期留学ならば、 外国で病気になったときあなたを救う本[第5版] などを持っていく





(6)自分の住むエリアの近くの日本人医師がいる病院をチェック

  ・保険に入ると、提携医リストをもらえる。これはいつでも取り出せるようにしておく。

  ・日本のかかりつけ医の出身大学を確認し、紹介状を持っていると、いざというとき便利

  ・風邪引いたくらいでも、「社会勉強」だと思って現地で提携医にいってみることを薦める

  ・GPは予約に時間がかかるケースがあるので使い分けが肝心(急いでいるなら提携医へ!)


ぼちぼち、プレセッショナルをどうしようか? と考えている人たちもいると思う。

いろいろやることはあるだろうけれども、諸兄諸姉の健闘を祈る!

写真は現地でお世話になったGP(かかりつけ医)



2014年4月17日木曜日

「ギャング」に遭遇・ウクライナ・リヴィウ(ハプスブルグの面影を求めて:その9)

リヴィウの丘の上の城跡に向かう途中、「パンパン」と乾いた音が聞こえてきた。
目の前にはマシンガンやピストルを持った男たちが車から飛び出て来た・・・・・
筆者はВисокий Замок (ウィソーキー・ザーモック) という旧跡に向かっていたのだが・・・



「ギャング?!」

黒服の一群が此方に向かって、何やら大声で駆けてくる・・・X!?V??



どうも、映画の撮影なのか、コスプレ撮影会だったようなのだが、公道で派手な銃撃戦のマネとはちょっと心臓に悪い・・・

撃ち合いの指導をする監督らしき人もいた


銃の持ち方は手慣れた感じだったが、兵役の為によるものか,
はたまたコサック以来の民兵の伝統なのか?

気持ちを取りなおして、丘の頂上まで向かう。


往古リヴィウの町を一望できる城は、今ではカップルたちの熱い城と化していた・・・


幸せの鍵・・・

東欧圏では幸福を願うためか、鍵を名所にとりつける風習が有るようだ。

ラトビアのリガでは街中に流れる橋に沢山ついていた・・・

上を見やると、ウクライナ国旗がたなびいている。
ソビエト時代は別の国旗が掲揚されていたのだろうか?

クリミアの様に国旗が再び変わる様な事が無い事を祈るばかりだ・・・


  国旗とくれば、国歌はどのようなものであろうか?

「ウクライナは滅びず」 (Ще не вмерла Україна)

ウクライナ国歌解説(Wiki) によれば「コサック」の子孫である事を称える歌詞になっている。

「コサック」と聞くと「ダンス」という固定観念が頭から離れないのだが・・・・


「ホパーク」という、ウクライナ由来の伝統舞踊との事である。

話がギャングからコサックダンスに流れてしまったが、西部ウクライナで流血の事態は考えにくいが、東部ウクライナの情勢が気になる。

圧倒的な兵力に対峙せねばならない、強力な同盟国の無いウクライナ。
彼らの国歌が歌うように「ウクライナは滅びず」と行けば良いのだが。

(2014/04/17記)



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2014年4月10日木曜日

ディプレッションを防ぐ

助けを借りる編
 
 気の置けない友人とだべる
 
一人でできる編

 定期的に公園に行って太陽を浴びる
 旨い日本食屋を見つけておく

体を動かすことが重要だ

 ヨガ、ピラティスを日本でマスターしておく
 バランスボールなどで股関節を伸ばしながらコンピューターに向かう
 治安のよいエリアを散歩する

ニセモノ・泥棒天国 イギリス

・ ニセモノを食べるイギリス朝食

 ソーセージ風の長細い物体に白い小麦の様なものが入っている

 ドイツ人が「こんなのソーセージじゃない!」と言ったとか言わなかったとか・・・


・ニセモノに文句を言わない

 ニセモノと本物の区別がつかないから、無意識のうちにニセモノを供する事になってしまう

・悪意を持って見れば「人をだます」のに躊躇しない人が増える要素→世界中で海賊の様な事をした。

・盗んできたものも展示してある大英博物館

 略奪と言う名の盗品もコレクションに多くある。
タダで展示する倫理の意味はここからもきているのかもしれない。

イギリス嘘つき学生検挙ランキングと日本の科学研究競争のダークサイドを考える

 インチキ論文や剽窃を延々とウオッチするサイトl というロンドン在住の人の記事の中を見ると、イギリスでもコピペを見つける努力は大変らしい事が判った。テレグラフ紙によるイギリスの大学毎の嘘つき学生検挙ランキングのリンクも有り、Birkbeckでもバレている人がいるのが判る。桁違いの学校も有るので、そういった学校の評判は留学前にチェックにしておくのがよいだろう。
 
 日本でも一般学生の熾烈なコピペ競争がなされているのであろうが、科学技術競争でも同じなのか。その背景を考えてみる必要もある。何かを急がねばならないのかもしれない。日本の科学研究競争のダークサイドはどうなのだろうかと調べてみる。

我が国における重大な研究不正の傾向・特徴を探ると2013年に警告を発している論文もでていた。

 ここでは、身近に感じた日本の科学研究競争のダークサイドの事を振り返ってみたい。

 以前に、2012/10/27に 「危険なふたり という投稿で、日本人の研究者たちがロンドンのラーメン屋で交わしていた会話について書いた。

 彼らは山中伸弥教授(京都大)の悪口を大声で話していた。その時の印象を『何よりも言葉の節々にある「見下し口調&万能感」に垣間見える強烈な劣等感がおぞましく思える。このような研究者に国費(=税金)を投入してモノになるのか、倫理的な問題は大丈夫かと懸念する。』といった事を書いた。

 昨今の「STAP論文」騒動は、京都大の山中伸弥教授サイドと理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長サイドとの間にある研究競争の負の一面だったかもしれないと改めて思う。 いささか子供じみたエピソードが新聞記事にあった。

  毎日新聞 2014年04月03日 東京朝刊の『崩壊・STAP論文:/中 ゆがんだ研究競争 有名誌への掲載、過度に重視』に下記の様な記載が有った。下記に引用したので見て欲しい。
 ありていに言えば、競争心の余り、笹井氏が山中氏を無意識に貶めようとして子供じみた演出をプレゼンテーションに用いて山中氏から抗議を受けお詫びするにいたった顛末であるジョークでお互いに済まされる関係では無い、ということだった。


 この記事と2012年にロンドンのラーメン屋で何気なく聞いた会話から考えると、日本の研究体制の中で激しい対抗意識(ないし予算)を巡る暗闘が有る事が窺われる。
 研究競争が切磋琢磨となればよいが、足の引っ張り合いをしているうちに電機業界の様に他国から隙を狙われない様にしなければならない。
 なんといっても、大量の税金が投入されている研究機関には説明義務と不正防止、国益の失墜を防ぐ事、そしてマッドサイエンティストの出現を防ぐ事も考えねばならない。

 出来るからと言って、半分人間、半分山羊の、ギリシャ神話のサテュロスのようなものを作られてしまったら、まさしく神話が警告する所の「欲の象徴」になってしまうからだ・・・
 SFやアニメの世界ではないが、訳の判らない研究をして取り返しのつかない事になってもらっては困る。
 選挙のある政治と違い、研究機関・監督省庁(文部科学省)の責任者を選挙で選んでいる訳ではないので、打ち手が難しい。

毎日新聞 2014年04月03日 東京朝刊の当該記事の重要部分を参考までに長くなるが引用する。
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 この「IF至上主義」が科学界に広がって研究現場をゆがめる一因となっているほか、STAP細胞研究を含む「再生医学研究」分野特有の事情もある。
 京都大の山中伸弥教授がヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製に成功したと「セル」に発表した07年以降、政府は再生医学・医療分野の研究費をiPS細胞研究に集中し始めた。安倍政権は昨年、この分野に今後10年間で1100億円の国費を投入すると表明。これらの研究費はiPS細胞研究への投入が柱となり、実用化を推進する関連法も整備された。ある発生生物学研究者は「iPS関連でなければ予算がつきにくくなった」とこぼす。
 STAP細胞論文の責任著者の一人で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長は、日本が誇る胚性幹細胞(ES細胞)研究の第一人者だ。笹井氏をよく知る理研関係者は「iPS細胞への対抗心が強い笹井先生にとって、今回は巻き返す魅力的な機会に映ったのではないか」。
 論文を発表した1月末、理研は記者会見で配った補足資料に、作製期間の違いを強調するため、STAP細胞は魔法使いが作り、iPS細胞は牛が人を引っ張るイラストを添えた。この資料に山中教授は「iPS細胞の作製は大幅に改善されている」と猛反発。複数の関係者によると、2月中旬にこんなことがあった。
 笹井氏が山中教授を訪れ、他の研究者が見守る中、「申し訳ありません」と繰り返したという。そして、STAP細胞論文の不正が濃厚となっていた3月18日、理研は「誤解を招く表現があった」と、この資料を撤回することになった。(引用終わり 下線筆者追加)
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文部科学省を遠望



文部大臣の旧執務室(霞が関)
文科省の現大臣も困っているだろうが、歴代の文部大臣も黄泉の国でどんな事を話し合っているのだろうか?

(2014/04/10記)
海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ) 

2014年4月5日土曜日

イギリスで米を炊く

異国で旨いご飯を食べるのは留学生活でも重要かもしれない。食事の悪いイギリスや地方都市ならなおさらだ。

幾つか方法が有る。手軽さの順で考えると

1.レトルトご飯を入手
2.電子レンジで炊くタイプの容器を日本から持参
3.スープジャー(おかゆ・雑炊に特化)
4.現地で安い炊飯器を購入
5.炊きあがりを楽しむ容器+キャンプ用のガスコンロで炊く
6.日本から炊飯器持参(お勧めしない)

1.レトルトご飯を入手
  ロンドンならば「サトウのレトルトご飯」などは日系食品店で購入できる。忙しいならこれがお勧め。米自体も2kg単位くらいで売っている。

2.電子レンジで炊くタイプの容器を日本から持参





詳細は以前に記した記事参照

留学準備(電子レンジで白米炊飯・豆腐事情)

3.スープジャーで手軽におかゆを作る
  レシピは「スープジャー おかゆ」と出すと沢山出てくる。例えばこちら



※日本の炊飯器を持参するならば、電圧が違うので変圧器が必要。変圧器自体も重いので、荷物として持っていくのがよいかは大いに疑問。変圧器はイギリスの日系週刊新聞の「売ります・買います」コーナーなどで入手できる事が有る。


4.安い炊飯器を購入

本当に炊くだけのシンプルなものはアマゾンでも手に入る。良く現地在住の中国人が使っているので、彼らから入手するともっと安いかもしれない。長期在住でなければ、寿司パーティーでもこれで充分だと思う。




5.炊きあがりを楽しむ容器+登山用のガスコンロで炊く

10分で炊きあがる。お焦げも作れるし、炊いている匂いを友人たちに見せる事ができるのが面白い。ただしIH非対応なので、IHが多いイギリスの場合は、キャンプ用のガスコンロが必要。飛行機にはガスボンベは持ち込めない(スーツケースでも駄目)だから注意が必要。また学生寮は部屋で火器を使うと警報が鳴ったりしてエライ事になるので注意。



ガスコンロ自体は現地のアマゾンで購入できるので、帰国時に友人に記念で上げてしまうとかするのも良いかもしれない。

(2014/04/09記)

2014年4月4日金曜日

ウクライナ リヴィウ オペラ劇場とカフェ(ハプスブルグの面影を求めて:その8)

  前日に見たバレエ(Giselle )はソ連時代の影響も強いと思われるが・・・劇場の建物自体は、オーストリア・ハンガリー時代の末期に建築されたものだった。



それにしてもダンサーたちのスリムな事(動画)・・・

モスクワだと秋口でも寒いのでオープンカフェは想像しにくいが、このリヴィウにはあちこちにカフェもレストランも屋外のスペースを持っていた。


 オーストリア、チェコ、イタリアのトリエステと同じ町のたたずまい。ヨーロッパの最東端で中欧の隠れた魅力にまた引き込まれていく自分を感じる。


 ソ連時代はどうだったのだろうか・・・今度、訪問した時に調べてみたい。

市庁舎前の広場ではお土産の屋台。モスクワではこんなおっとりした商売は信じられない。


ゆったりとした時間が流れ、旧ソ連圏であることをすっかり忘れてしまった。

ピカチュウもどき発見

 短期ならビザ無しで渡航できるウクライナ(2014年4月現在)、治安に注意しながら訪問出来る時に訪問すべきかもしれない。別の国に実効支配されてしまえば訪問も難しくなる。

DTACウクライナ観光情報局 リヴィウ

 民族問題の先鋭化は日本も他人事では無い。現に沖縄の新聞を読むと「中央政府はXX」といった文言が頻出する。
 例えば大田前知事の2011年11月30日の琉球新報の談話記事「琉球独立」を発信する学会存在する。 本土で生まれ育った人間には判りにくい構図が共有されている。 日本語を話す人々が違う国家に属する、という構図は今はないが、50年後には判らない。

 イデオロギー終焉・国際協調の時代は完全に終わり、再びブロック経済・帝国主義的な時代が来る前の最期の輝きにならねば良いのだが。

半蔵? ハンゾー? Hands on (就職面接編)